臨床のたね

【4月から新入職するSTさんへ】心身を壊してまでする仕事はない!

こんにちは!マメです。

2月の国家試験も終わり、そろそろ合格発表!ドキドキしている方も多いのではないのでしょうか。

晴れて言語聴覚士の国家資格を習得したらいよいよ就職。そして、4月からは新しい職場。新生活はドキドキとわくわくですよね。

私も数年前は同じ気持ちでした。でも実際に臨床が始まると想像以上に大変でした。

自分の新人時代を振り返りながら、新人STさんに伝えたいことを

これから新人STさんになる方に向けて、きっと頑張り屋さんな方も多いはず!無理なく働くために心に留めておいて欲しい事をお伝えします。

辛くなったとき、きっと心の支えになるはずです!

マメの新人ST時代

業務量が多い

私が初めて入職した先は、急性期の総合病院でした。

入職してからの、2週間はオリエンテーションや施設見学、基礎研修などを行っていました。

その後から、カルテの見方など病院独自のルールやシステムの使い方などを教えられ、徐々に臨床をしていくといった流れで進んでいきました。

本格的に臨床を行うようになってからは、

  • サービス残業はあたり前。18単位以上とらないと残業代の申請ができなかったので新人の間はサービス残業でした。
  • 定時で帰れたことがない
  • カンファレンスがあるときは、早く出勤して準備
  • 勉強会があれば症例報告を作成して何度も修正を永遠繰り返す
  • 検査をとれば採点してアセスメントを行う
  • 毎日のカルテチェック、修正のエンドレス
  • リハビリ計画書や退院指導などの書類が多い
  • 係の業務など細々した業務がある

など、日々18単位以上のリハビリとカルテ記入に加えてこれだけの業務がありました。

昼休みも1時間休憩をとれたことはなく、10分で昼食をとって急いで午後の摂食評価に向かうそんな毎日。

新患はどんどん増える。

時間があっても足りない。どんどん疲弊していました。

覚えることも多い

入職した病院のシステムやルールなどが多く、それが数ヶ月単位でマニュアル化されていました。

単位登録の仕方、単位時間の入力方法、リハビリ計画書など書類業務・・・

マニュアル通りに教育されていくのですが、毎日新しい情報がものすごいスピードで教えられ全てを覚えるのは至難の業。

多すぎて、書いても覚えられず

「覚えられないならメモしなさい。メモの仕方が悪い」

「もう1ヶ月ですよ」

と怒られる毎日。

私はロボットでもAIでもない。毎日大量の情報がインプットされ、それを使用するのは忘れたころ。そんなに何でもすぐに覚えられるわけじゃありません。

毎日さぼっているわけでも、遊んでいるわけでもない。日々やることを必死にやっている。なのに、怒られる。何をしているのかわからなくなりました。

人間関係に慣れるまで気疲れする

どんな仕事でも先輩や上司など人間関係を作るまでに時間もかかるし気疲れもしますよね。

新人1人に対してバイザーが1人ついて新人教育でした。

毎日、勤務時間ずっと共に過ごします。

バイザーが、優しくて話しやすい方なら、業務量が多くてもまだ救いようがあります。

きつくて、毎日小言を言う人と

勤務時間、毎日ずっと一緒だとストレスも溜まります。

私は、ほぼ毎日パワハラを受けていました。

業務量は多いし、覚えることは多いし、バイザーはどぎつい人なら地獄です。

ストレス因子はなるべく少ない方が良いです。

どんな人でも、健康な人でも心身病むときは病むのです!

初めての臨床は調べることもたくさん

業務時間中は、リハビリをとってカルテを書いてと業務に追われていました。

わからないことがあっても調べる時間や余裕もありません。

カルテに記載されている疾患がわからない場合は、その場で検索していましたが、

それ以上気になる事は、帰り道や休日に調べていました。

休日は次の人の訓練内容を考えたり、わからない症状について調べたりしていました。そして、翌日にバイザーに今日のすることを報告していました。

休日もずっと仕事が抜けない。毎日がヘロヘロなので外出するのもしんどく、休んだ気がしませんでした。

心身に不調を感じるなら待避もあり!

パワハラにも耐え、多い業務量もなんとかこなしながら日々をやりすごしていました。

しだいに心と体はむしばまれていき、身体症状として出てきました。

  • 帰りの電車の中で悲しくもないのに勝手に涙がでる
  • ホームで電車に吸い込まれそうになる
  • 不正出血を起こす
  • 毎朝腹痛で、起きれない
  • 食欲もなくなり食事も喉を通らない
  • 眠れない
  • 身体がだるくてやる気も起きない

など、今考えれば一刻も早く辞めた方が良いと思うはずです。

逃げでも、弱くもない!

仕事なんて大変なんだよ。1年も3年も継続できないなんて精神的に弱いからだ!

なんて、声がきこえてきそうです。

マメ

自分は逃げているだけではないか。

自分は弱い人間ではないか。

と思って、身体症状が出ているにも関わらず

【辞める】ということができませんでした。

その上、まだ頑張ろうとしていました。

が、声を大にして言いたい!

マメ

心身を壊してまでする仕事なんてねぇんだよ!

患者さんには親身に寄り添い、リハビリを提供する立場のあなたが、その仕事で自分は心身を壊すなんて何をやっているかわかりません!

他の場所でも臨床経験は積める

マメ

半年や1年で辞めて1人で臨床もまともにできない

マメ

短い経歴の人は採用されないのではないか

辞めれなかった理由はこれです。

でも、自分に学ぼうとする気持ちや姿勢があれば、いつからだって臨床の経験は積めます!

正社員で働くだけが選択肢ではないはず。

言語聴覚士の仕事をメインですることが辛いのならば、違う仕事をしながら非常勤やバイトで言語聴覚士をすることだってできます。

臨床経験が少なくてもフォロー体制のある職場があるかもしれません。

細く長く継続すればそれはやがて力になります。

考え方次第でどうとでもなります。

でも、身体や心を壊してしまうと回復までにも時間がかかります。

健康であってこそですよ!

必ず自分に合う職場環境はある

最初に就職した総合病院の後、転職はすぐにでき放課後等デイサービスに入職しました。

転職した施設は立ち上げ間もない施設でした。

ですが、面接の時に聞いていた話とは全く異なり、診断を告知するようなやり方で施設に誘導しようとする施設の方針や考え方に納得できないこと、立ち上げ間もない施設ということもあり毎日何かしら問題が起こり言い争いも多かったことで、また突然毎日身体がおかしくなっていきました。

病院へいっても何も問題ありません。

こんな毎日に疲れて退職を伝えますが、中々辞めさせてもらえませんでした。

やっと退職でき、次の場所でも身体に不調をきたすようであれば、もう言語聴覚士を辞めようと思いました。

せっかく頑張ったのにという気持ちも強くありました。

そして、3度目の正直でやっと自分が落ち着いて働ける場所をみつけることができました。

働く先なんてたくさんあります。そこを見つけるまでに時間も労力もかかるかもしれませんが、自分が落ち着いて働ける場所は必ず見つかると思います。

まとめ:合わないと思ったら転職もあり

心身を壊してまでする仕事はない!ということについてお伝えしました。

様々な言語聴覚士に会って思う事は、真面目に誠実に勉強も仕事もこなす方が多い。

真面目だから、一生懸命だからこそ無理をしてまで頑張ろうとしてしまう。

自分の限界を超えていることにも気づかない。

でも、仕事は健康な心と体があってのものだと思います。

苦しいとき、しんどいときに決断をすることは逃げだ、弱いからだと思うかもしれませんが、ルートや方法を変えるだけです。

せっかく言語聴覚士の資格を習得したのですから、しっかり身につけて臨床を続けて欲しいと思います。

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。ほなっ!

ABOUT ME
マメ
元会社員→言語聴覚士へ。 会社員から言語聴覚士にキャリアチェンジしたことや 臨床でのつまづきや悩み、日々感じたこと、学んだこと などを発信しています。