【STの人間関係】「そんなつもりじゃないのに…」と落ち込んだあなたへ。職場で傷つかないためのメンタルマインドと心の守り方
「意図した通りに伝わらない」職場で疲れていませんか?
言語聴覚士(ST)が働く医療・福祉の現場は比較的女性が多く、また多職種など様々な人が関わる環境です。
そのため、人間関係の距離感やコミュニケーションに悩む方も多いのではないでしょうか。
- 「よかれと思って提案したことが誤解された」
- 「アドバイスのつもりが悪く捉えられてしまった」
- 「何気ない一言に傷ついた」
- 「何回説明しても全然伝わらない」
自分の意図と違う捉え方をされたり、相手に悪気はないと分かっていても当たりがキツく感じたりして、心が折れそうになることってありますよね。
患者様や保護者の方とのやり取りだけでもエネルギーを使うのに、職場の同僚同士のコミュニケーションでまで疲弊してしまうと、「仕事全体がしんどいな…」と感じてしまうはずです。
私自身も日々、職場でのコミュニケーションの難しさを痛感し、心をすり減らしてきました。
少しでも職場での疲弊を減らし、自分を守るために。
これまでの経験の中で私が学んだ
「心をすり減らさないためのメンタルマインドと心の守りかた」をお伝えします。
なぜ摩擦が起きる?色々な捉え方・価値観があるからこそのしんどさ
STという職業柄、相手の気持ちを察したり配慮したりすることに意識を向けられる人が多い反面、言葉の裏を読みすぎてしまったり、小さなニュアンスで捉え方がガラッと変わってしまったりすることも少なくありません。
人によっては、こちらの想像を超える思考を持っていることもあります。
「人によって見方や捉え方は全然違う」
頭ではそう分かっていても、自分の発言で場がギクシャクしたり、話があらぬ方向に進んだりすると、
- 「私の伝え方が悪かったのかな…」
- 「なんでそんな捉え方になっちゃうんだろう…」
と、自分を責めてしまい、本当に疲弊してしまいますよね。
私自身がまさにこのタイプでずっと悩んできました。
職場で心をすり減らさない「5つのメンタルマインド」
どんな職場でも避けては通れないコミュニケーションの悩み。
私が辿り着いた「心の捉え直し(マインド)」は以下の5つです。
「解釈の所有権」は相手にあると割り切る
人を変えることはできません。
同じ言葉を聞いても、どう解釈するかは人それぞれです。
相手の解釈が良い・悪いではなく、
「へぇ、そういう解釈をするんだな~」
で思考をストップしてもよいかもしれません。
100%分かり合えることを目指さない
「絶対に相手に分かってもらおう」とするのは、ある種のエゴであり、相手への「期待」が含まれています。
期待が裏切られた時に「なんで分かってくれないの!」と苦しくなるため、
最初から「半分伝われば十分」くらいに思っておくのが楽です。
「職場は仕事をする場所」と割り切る
職場はあくまで労働契約上の関係であり、離れれば薄くなる人間関係です。
退勤後は完全に意識を切り替えましょう。
「淡々としている」と言われてもスルーで大丈夫。
職場以外のコミュニティや趣味に時間を使うと、仕事の悩みに支配されにくくなります。
だけど、全くコミュニケーションをしないのもな・・・
と思う方もいるかもしれません。全く話さないのではなく、気持ちの中で「職場は仕事をする場所」と線引きすると楽なことも多いです。
不必要な噂話・愚痴には乗らない
「〇〇さんがこう言っていたよ」といった他人の愚痴や噂話は、余計なトラブルの元です。
業務内容以外の不必要な話には入らないのが一番の安全策です。
職場になれてくると、色々見聞きしてしまうんだよね。
うまく交わしている人の「返し方」を真似る
職場にしなやかに馴染んでいる人を観察してみると、イエスでもノーでもない「うまく交わす返し方」を使っています。
完璧に答えようとせず、うまく受け流す技術を観察して真似てみましょう。
上手な人は言い回し方が本当に上手。真似するの結構難しいんです。
激務の中でも自分を守る「5つの心の守り方」
次に、私が日常で取り入れている具体的な「心の守り方」です。
参考になるものがあれば、是非試してみてください。
「事実」と「解釈(感情)」を区別する
傷ついた時は、「自分が何に傷ついたのか」をノート等に言語化してみてください。
「相手が言った事実(言葉)」と「自分が受け取った感情」を切り離すことで、冷静さを取り戻せます。
セラピストはカルテを書く際に「事実」と「解釈」は分けて書く
と指導されます。
書き出してみると、「そんなに怒るほど?」と冷静になれます。
大切な指示や連絡は「メモ・チャット」に残す
人は忙しいと昨日話したことすら忘れます。
「言った・言わない」のトラブルを防ぐためにも、証拠を文面で残しましょう。
相手は案外すぐに忘れるものなので、一人で深く悩みすぎなくて大丈夫です。
私はすぐ忘れてしまうので、記録に残しておいて助かったことがよくあります。
伝える意見は「これだけは」という1つに絞る
全ての意見を伝えようとせず、「一番伝えたいこと・相手にどうしてほしいか」を自分の中で整理してから話します
家選びの譲れない条件を絞るイメージです。家選びをする時も
- 間取りは南向きで
- トイレとバスは別々で
- 駅から近くて
など、たくさんの条件をあげればいくらでもありますが、全てを満たす物件はみつかりません。
最低これだけは!という条件を絞って選ぶはずです。
それと同じように伝える意見も絞ると伝わりやすいです。
頼まれていないのに自分から解決しようと動かない
「チームだから」と気を利かせて動いた結果、相手からすると「余計なお世話」になってしまうことがあります。
それは「相手の問題」なのか「自分の問題」なのかを冷静に線引きし、相手の問題なら手を出しすぎないのがお互いのためです。
医療や福祉って他職種が絡んでいて「チーム」で動くんだよね・・・
何もしなければ、「気が利かない人」みたいに言われるし・・・
その気持ちわかります。でも、全ての人に好かれる必要はないんです。
自分を責めず、傷ついた気持ちをただ受け止める
「自分が悪かったのかな」と反省ループに入りそうになったら、「すごく悲しかったな、傷ついたな」と自分の感情をまず否定せずに受け止めてあげてください。
何も言わないと思って、色々言われてしまうのかな。
感情が一杯の人に意見や理論をぶつけたとしても、「火に油」状態です。
言い返すと余計なエネルギーを使うので、傷ついても言い返さないほうがよいかもしれません。
信頼できる人に少し話を聞いてもらうだけで、気持ちは随分落ち着きますよ。
まとめ:まずは疲れた自分を一番に労わってあげよう
様々な職種と関わりが多いからこそ繊細なコミュニケーションが求められる職場。
気疲れしてしまうのは、あなたがそれだけ誠実に仕事や人に向き合っている証拠です。
職場の人間関係で誤解されたり落ち込んだりした時は、
「それだけ人によって捉え方は千差万別なんだな」
「色んな人がいるな」と一歩引いてみてください。
そして何より、今日一日頑張った自分の心を、一番に優しく労わってあげてくださいね。
この記事が誰かの参考になれば幸いです♪





