新人で入職した頃、先輩から

「こんな研修があるよ」

「1年目なら、こういう研修を受けておくといいよ」

と勧められることがありました。

そのたびに、心の中では

まめちゃん

休日くらい休ませてほしい……

仕事のことは忘れたい!

と思っていました。

毎日の臨床で覚えることはたくさんあるし、目の前の仕事をこなすだけでも精いっぱい。

やっと迎えた休日に研修へ参加したり、仕事のことを調べたりするのは、正直しんどいと感じていました。

自己研鑽が大切なことはわかっている。

でも、休みたい気持ちもある。

  • 「休日まで勉強する必要があるのかな?」
  • 「これって、自分のためとはいえ、ちょっと負担が大きいんじゃない?」

そんなふうに思っていた新人時代。

ところが、経験を重ねた今は、学びたいことがたくさんあります。

もちろん、今でも疲れているときは休みたいですし、休日をすべて勉強に費やしたいわけではありません。

それでも、以前とは自己研鑽に対する考え方が変わりました。

今回は、新人の頃と今の自分を振り返りながら、自己研鑽や研修との付き合い方について考えてみたいと思います。

年数を重ねれば、自信がつくと思っていた

新人の頃の私は、経験年数を重ねていけば、自然と知識や技術が身につき、自信もついてくるのだと思っていました。

でも、実際に臨床に出てみると、わからないことや悩むことはたくさんあります。

初めて担当するケースはもちろん、同じ疾患名であっても、子どもによって状態や困りごとは違います。

  • 「この子には、どんな関わり方が合うのだろう?」
  • 「今の対応でよかったのかな?」
  • 「ほかにできることはないだろうか?」

そんな疑問や不安は、経験を重ねた今でもなくなりません。

以前、職場の方から、臨床経験を積むことの大切さについて話を聞いたことがあります。

そのときに印象に残ったのが、

年数だけではなく、どのようなケースを経験してきたか

が大切だという考え方でした。

さまざまなケースを経験することで、少しずつ知識や対応の引き出しが増えていく。

そして、経験したことを振り返り、わからないことを調べたり、必要な知識を学んだりすることで、次の臨床につながっていくのだと思います。

ただ年数を重ねるだけで、自信がつくわけではない。

経験することと、そこから学ぶこと。

その両方が大切なのだと感じるようになりました。

自信がないからこそ、学びたい

今でも、新しいケースを担当するときや、対応に迷うときには不安を感じます。

自分の知識や技術が十分なのか、自分の判断は適切なのか。

自信を持てないこともあります。

だからこそ、もっと知識を身につけたいし、できることを増やしていきたいと思います。

以前は、休日の研修に参加すること自体が負担でした。

でも今は、臨床でわからないことに出会うたびに

  • 「もっと知りたい」
  • 「どうすればいいのか学びたい」

と思うようになりました。

研修に参加すると、自分が知らなかった知識や訓練方法を学べることがあります。

また、自分が悩んでいることについて、考え方や対応のヒントを得られることもあります。

そうした学びが、実際の臨床につながることもあります。

もちろん、研修を受けたからといって、すぐに自信がつくわけではありません。

それでも、知識や対応の選択肢を増やしていくことは、自分にとって意味のあることだと感じています。

自信がつくのを待つのではなく、学びながら経験を積んでいく。

今は、そんなふうに考えています。

学んだことを、臨床につなげる

以前は、興味のある講座を見つけると、さまざまな研修を受けていました。

申し込む前に内容を確認して、「今、知りたいことが学べそう!」

と思って参加したものの実際に受けてみると

  • 期待していた内容と違ったり、
  • 臨床で困っていることの解決につながらなかったり

することもありました。

質問をしても、知りたかった答えが得られないこともあり、

「せっかく時間もお金も使ったのにな……」と感じることも。

そんな経験から、研修を受けること自体に意味があるのだろうか、と考えた時期もありました。

一方で、臨床を続けていると、わからないことや困ることは尽きません。

だからこそ、今は研修を受けることだけを目的にするのではなく、

学んだことを実際の臨床にどう活かすかも意識するようになりました。

研修で具体的な訓練方法や知識を学んだら、実際の臨床に取り入れてみる。

目の前の子どもの状態や反応を見ながら、学んだことをどう活かせるか考えてみる。

そうすることで、新たな気づきや疑問が生まれることもあります。

もちろん、学んだ方法を取り入れれば、いつもうまくいくとは限りません。

大切なのは、

学んだ内容をそのまま当てはめることではなく、目の前の子どもに合わせて考え、実践したことを振り返ること

だと思っています。

私自身、今は次のような流れを大切にしています。

  • 臨床で疑問を持つ
  • 自分に必要なことを学ぶ
  • 実際の臨床に取り入れてみる
  • 子どもの反応や自分の対応を振り返る
  • 新たな疑問を次の学びにつなげる

こうした積み重ねが、少しずつ自分の知識や対応の引き出しを増やすことにつながるのではないかと感じています。

研修を受けること自体がゴールではなく、

学んだことを臨床につなげていく。

今の私は、そんな学び方を意識しています。

自分に合った方法で学び、しっかり休む

自己研鑽は大切ですが、日々の臨床で疲れているときに、

休日まで無理をして勉強することが、いつも最善とは限りません。

心身を休める時間も大切にしながら、

自分に合った方法で学び続けたいと思っています。

オンライン研修やアーカイブを活用する

最近は、オンライン研修やアーカイブ配信など、場所や時間に縛られずに学べる機会も増えています。

会場での研修には、講師に直接質問できたり、ほかの参加者と交流できたりするよさがあります。

一方、オンライン研修なら移動時間や交通費を抑えやすく、自分の都合に合わせて受講しやすいというメリットもあります。

私は、会場まで移動することや、知らない人と交流することに負担を感じるタイプです。

そのため、オンラインで自分に必要な講義を受けられることは、とても助かっています。

実際に、SNSで見つけたオンライン講座を受講することもあります。

自分の性格や生活スタイルに合った方法を選ぶことも、学び続けるための工夫の一つだと思います。

職場の研修制度や補助を活用する

職場によっては、研修の案内が届いたり、参加費や交通費の補助を受けられたりする場合もあります。

私の職場でも、研修に参加する機会があります。

こうした制度は、個人で参加することを考えると助かるものです。

職場によって制度や条件は異なりますが、

利用できる研修制度や費用補助がないか、確認してみるのもよいと思います。

休むことも大切にする

自己研鑽に取り組むことは、素晴らしいことだと思います。

でも、毎日の臨床で精神的にも身体的にも疲れているのに、

休日まで無理をしてしまっては、心身を休める時間がなくなってしまいます。

勉強したい気持ちがあっても、疲れているときは休む。

まとまった時間を取るのが難しければ、短い時間で学べる方法を探してみる。

毎週必ず研修を受けなければいけない、と考えるのではなく

そのときの自分に合った方法を選んでもいいのではないでしょうか。

自己研鑽も、休息も、どちらも大切。

無理をして一時的に頑張ることよりも、

自分のペースで学び続けられる方法を見つけることが大切だと感じています。

まとめ:自分のペースで、学び続けていく

新人の頃は、休日に研修を受けることが負担でした。

でも、経験を重ねるなかで、臨床で生まれた疑問を解決するために学ぶことや、学んだことを実際の臨床に取り入れることの大切さを感じるようになりました。

今でも、自分の知識や技術に自信が持てないことはあります。

だからこそ、必要なことを学び、経験を積みながら、少しずつできることを増やしていきたいと思っています。

ただし、自己研鑽は、休日を犠牲にしてまで頑張り続けなければいけないものではないはずです。

日々の臨床で生まれた疑問を大切にし、自分に必要な学びを選ぶ。

そして、しっかり休むことも忘れない。

自分のペースで学び続けることが、長く臨床を続けていくためにも大切なのではないかと思います。

私もまだまだ学ぶことがたくさんあります。

これからも、日々の臨床で感じた疑問を一つずつ学びにつなげながら、少しずつ成長していきたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
まめちゃん
元会社員→言語聴覚士へ。 会社員から言語聴覚士にキャリアチェンジしたことや 臨床でのつまづきや悩み、臨床で役立った書籍や教材、おもちゃなど を発信しています。